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なお、このページは2009年1月31日をもって削除します。
文書の基本設定
LaTeX文書の基本的な設定を行うコマンド。
文書の基本を設定するコマンド
今回からいよいよ、コマンドの説明を行います。まずは本文を書く前にやっておかなければならない、文書クラスの設定から。
多くは簡単な文書を書いてみようの項でやったように、EasyTeXのTeXテキスト>文書クラス(D)から
自動的に挿入してくれるコマンドばかりですが、基本的なコマンドですので解説しておきます。
\documentclass
まずはLaTeX文書の基本骨格の中にも含まれていたコマンド、\documentclass からです。文書の形のほとんどはここの指定で 決まってしまいます。このコマンドは次のような形でLaTeXソースの一番先頭に記述します。
\documentclass[papersize,fontsize]{classname}
papersize(用紙サイズ)
用紙のサイズは A4, A5, B4, B5 が利用できます。英語の用紙サイズのときは「a4paper」のように paper をつけて出力し、 逆に日本の用紙サイズのときは「a4j」と j をつけます。
fontsize(文字サイズ)
pt(ポイント)という単位で指定します。10pt, 11pt, 12pt の中から選びます。
classname(文書の種類)
文書の種類を設定します。普通の人は迷わず jarticle を設定すればいいです。
実際に長い論文や、本を書く場合には jreport や jbook を指定します。
ちなみに、EasyTeXの候補にはありませんが、jsarticle というのもあって、より日本語の文書に適した
設定になっているようです。
タイトルに関連する設定
タイトルもLaTeXに作ってもらう場合は、\meketitle というコマンドを本文に入力するのですが、 その前に次のようにして「題名」「著者」「日付」を指定します。これらのコマンドは すべてプリアンブルに記述します。
題名
タイトルをつくるのに最低限必要なコマンドです。\title{ } というコマンドで指定します。たとえば、 タイトルが「こころ」ならこんな感じ。
\title{こころ}
著者
コマンド\author{ }で同様に指定します。
\author{夏目漱石}
日付
コマンド\date{ }を使います。\date{\today}とコマンド\todayを入れ子にすると、 コンパイルした日の日付が自動的に入力されます。
入れたくない場合
「タイトルは自動で作ってほしいけど、日付とか著者はいらないや」という場合は、本来「日付」や「著者」を入力すべき
ところに\emptyと入れることで消すことができます。
たとえば、以下のように入れるとタイトルから日付が消えます。
\date{\empty}
さらに興味のある人は
他にもLaTeX文書に関して色々設定できることはあるのですが、「入門編」で扱うには専門的になりすぎるので割愛します。
かわりにリンクを張っておきますので興味のある人はどうぞ。
TeX etc. -- Part 4
≪Prev :コマンドの種類とLaTeX文書の構造 | Next :改行とスペースの入れ方≫
(2007年10月20日)