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簡単な文章を書いてみよう
実際にEasyTeXでLaTeX文書を作成してみましょう。
簡単な文章を書く
準備編でLaTeX環境が整いました。ここからは、実際に文書を作成していく手順について説明します。 まずはEasyTeXを起動したら、はじめにTeXテキスト(T)>文書クラス(D)で文書クラスの設定をします。
文書クラスとは、文書の種類や文書の基本的な情報のことです。ひとまず、後で詳しく説明することにして、 ここでは、以下のように設定してみてください。
- 文書クラス………jarticle
- 用紙サイズ………A4j
- 文字サイズ………12pt
- 「2段組みをする」と「タイトルをつけない」………チェックしない
- 使用する………何も選択しない
- 著者………あなたの名前
- タイトル………好きなタイトルを書く
最後にOKを押すと、たとえば以下のようなテキストが入力されるはずです。
\documentclass[a4j,12pt]{jarticle} \title{こころ} \author{夏目漱石} \date{\today} \begin{document} \maketitle \end{document}
さて、次に本文を書き込んでいきます。本文は\maketitleから\end{document}までの間に書きます。 あまり少ないのも何なので、適当に200文字くらい打ってみてください。
保存とコンパイル
さっき打ったままの状態では、ヘンな英語や記号と本文が入り混じった状態ですね。実は本文の他に 入っている英語はすべてコマンドと呼ばれる命令です。コマンドと本文の入り混じった状態のテキストを 「LaTeXソース」や「LaTeXスクリプト」と呼びます。
さて、このまま完成という訳にはいかないので、LaTeXソースファイルを実際の文書っぽく変換する作業を
します。これを「コンパイル」と呼びます。
さっきの文書をコンパイルする前に、必ずやっておかなくてはならないことがあります。 LaTeXソースファイルを保存しておくことです。EasyTeXのファイル(F)>名前を付けて保存(A) で適当な場所に保存します。これをした後でコンパイル(C)からコンパイルを行ってください。
無事にコンパイルが終了したら、自分の作った文書を見てみましょう。DVI(D)を押すと、大きなウィンドウが開いて 文書が表示されるはずです。それがあなたの作ったLaTeX文書です。一番上にタイトルが挿入されていたと思います。
以上のステップがうまくいかなかった場合は、もう一度EasyTeXのインストールと設定 を見て設定が正しいかどうかを確認してみましょう。
LaTeX文書作成の流れ
もっと複雑なLaTeX文書を作るには、さっき行ったような作業を以下のように繰り返して行います。
- LaTeXソースファイルに打ち込み
- 名前を付けて保存(2回目以降は「上書き保存」)
- コンパイル
- DVIで文書をプレビューして見た目を確認
- 1に戻って修正(修正点がなければ完成)
これを図にすると下のような感じになります。
この作業を1つのウィンドウで可能にしたのがEasyTeXというわけです。
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(2007年10月19日)