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基本的な数式

基本的な数式表現の紹介。数式を書く人は最低限これらは覚えましょう。

基本的な数式表現

指数や分数などを含まない普通の文字式は、数式環境内にそのまま記述すると適切な書式になります。
ここでは、特殊な書き方をする表現を順番に紹介していきます。
EasyTeXの入力支援機能に含まれていないものもあります。簡単ですので覚えてしまいましょう。

指数(上付き文字)と下付き文字

指数(上付き文字)を書くには ^ を使います。指数部分は中括弧{ }で括って明確にします。
指数が一文字だけの場合は中括弧は省略できます。
また、下付き文字は _ を使って、同様に書くことができます。

e^{2x+1}, S_n=a_n-a_{n-1}

出力例
上付き・下付き文字の例

[小ワザ] 指数と下付き文字は同時に書くと、縦に揃って表示されます。
指数が下付き文字と揃って表示されるのを嫌う場合は、中括弧で括ると解決します。
下の例では、2つのパターンで別々に出力してみました(見やすいように画像にはスペースを入れてあります)

a_1^2+a_2^2+\cdots+a_n^2  {a_1}^2+{a_2}^2+\cdots+{a_n}^2

出力例
上付きと下付きをずらした例

基本的な数式

分数を表現するには2通りの表現方法があります。 まず1つめは 1/2 という風にそのまま書いてしまう方法。これはそのまま 1/2 と出力されます。 分数式が簡単な場合は案外たくさん使われます。
もう1つはコマンドを使ってしっかり分数を作る方法です。 分数を作るコマンドの一般形は、\frac{分子}{分母} です。

\frac{1}{2}+\frac{1}{3}=\frac{5}{6}

出力例
fracコマンドの例

一般的な関数

三角関数や対数関数などの各種関数は、イタリック表示を解除するためにそれ自体コマンドとして 入力します。普通は関数の名前がそのままコマンドになっています。\関数の名前でいけます。
関数の変数部分は中括弧で括るか、半角スペースで区切ればうまく表示されます。
[注意] 関数と変数をつなげて書くとうまく認識されない場合があります。 (たとえば"\cosx"と書くと"cosx"という存在しない関数として認識されてしまう)

\sin{x}+\tan x , \log_{10} x

出力例
一般的な関数の出力例

括弧

LaTeXには大きさが適切に変わる括弧があります。普通の括弧ももちろん入力できます。 大きさを特に変えなくてもいい場合は、そのまま入力した方が格段に速いです。
さて、大きさが適切に変わる括弧のコマンドを普通の括弧( )で説明します。 括弧開きが \left( になり、括弧閉じが \right) になります。
同様に大括弧は \left[ , \right] になります。 中括弧を出力するときは注意が必要で、\left\{ , \right\} と中括弧 の前に \ をはさんで書きます。大きさを変えないときの中括弧も \{ \} と書かないとコマンドの一部と見なされて出力されません。

\left( \frac{1}{2} \right) ^x

出力例
大きさの変わる括弧の出力例

根号

ルート記号√は\sqrt{ }コマンドを使います。中括弧の中が根号の範囲で、ルートの上の棒が その分だけちゃんと伸びてきます。ちなみにsqrtというのはSquare rootの略です。 また、一般のn乗根を書くときは中括弧{ }の前に[ ]をつけてその中に書きます。

\sqrt{x+2},\sqrt[3]{27}

出力例
根号の出力例

ギリシア文字

LaTeXではギリシア文字がコマンドで入力できます。「べーた」を変換してもβと書けますが、たくさん書くときには面倒になります。
EasyTeXではギリシア文字(G)にギリシア文字の一覧が用意されています。 LaTeXではepsilon(ε),theta(θ),pi(π),rho(ρ),sigma(σ),phi(φ)の小文字が2種類あって、 微妙に形が異なります。コマンド名の頭にvarをつけて区別します。

特殊な文字修飾

文字にハット^ や、チルダ~ などをつけたいときもコマンドを使います。ただし、プライム(ダッシュ)だけは ' を普通に入力します。
TeX数式(M)>上下につけるでコマンドの一覧があります。

a' , a'', \hat{a} , \check{a} , \tilde{a} , \dot{a}

出力例
特殊な文字修飾の出力例

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(2007年10月21日)

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